知る人ぞ知るバンダイのボードゲームシリーズ「パーティジョイ」の70作目「SDガンダムワールドゲーム 笑撃の宇宙編」のレビュー。
今から20年ほど前のゲームを今レビューです。今更買う人もいないだろうし、何かの参考にはならないとは思うんだけど、まあ、たまにはこんなのもいいんじゃないかな。
ちなみにパーティジョイの1000円ラインではSDガンダムのゲームは全部で6作作られたんだけど、これはその最初のヤツ。
プレイ人数 2~4人
プレイ時間 30分ぐらい
その昔、たぶん20年以上前で、まだ僕の地元の商店街に玩具屋さんがあったころの話なんだけど、玩具屋さんにはボードゲームが普通に置いてあって、その中でも僕が特に気に入って集めていた(とは言ってもたぶん10個は行かないくらい)のがパーティジョイシリーズ。
パーティジョイの中でもこのSDガンダムが初めて遊んだボードゲームなのかどうかは定かじゃない(これではなくビックリマンとかだったかもしれない)んだけど、このボードゲームが、僕のアナログゲーム遍歴の、たぶん一番最初の辺りに位置しています。
それを最近ヤフオクで落としたので、超久々に友達と遊んでみました。そんなレビューです。

とりあえずコンポーネントを広げた写真(左)と、実際遊んでる時の写真(右)。このゲームボードが良いんですよ。自作ゲームを作るとしたらこのボードを流用したいね。それで説明書に「どうにかしてパーティジョイのSDガンダムワールドを手に入れてきてボードを使って下さい」とか無茶書くの。
※写真をクリックすると拡大表示20マスの6角形マスのマップがあります(余談ですが、これがプラスチック製で、自由に組み替えできる、というのが面白いところ。まあどう組んでもゲーム自体はそんなに変わらないんだけど)。各プレイヤーのコマは将棋のコマみたいに各々動ける方向が決まっていて、攻撃と防御ができる方向も決まっています。
将棋とは違って、上に乗っかってコマを取るのではなく、コマとコマが対面したらサイコロを振ってバトル。ダイスはオリジナルのもので、コマに1ダメージ与える「半壊」の目、2ダメージ与える「全壊」の目、それに逆に反撃されてしまう「反撃」と、ワープゾーンが出現する「ワープ」の目があります。
紙のコマの方は1ダメージで裏返り、もう1ダメージ受けると撃破。大将のガンダムのコマは10ダメージまで耐えます。手持ちの紙コマが全員撃破されるか、ガンダムコマが撃破されたら負け、という負け抜けゲームです。
コマの動かし方に若干戦略性がありつつも、ダイス運要素が大き目な感じの、いわゆる「運ゲー」です。
でもこれが遊んでみると意外と面白いんですよ。ダイスを振る手に無駄に力がこもっちゃって、「これで決まった」と思ったシーンで「反撃」の目が出ちゃったり、更に相手がその反撃で「反撃」を出しちゃったり……
ボックスアート。SDガンダムワールドのロゴも絵のタッチも、何もかも懐かしい。ちなみにパケ写のガンケシは着色してあるけど、中に入ってるガンケシは着色してありません。
昔のガチャポンは塗ってないそのまんまがデフォだったけど、最近のガチャポンは塗ってあるのが普通なんだよね。そう考えるとやっぱ世の中少しずつ良くなってるのかな。未来に希望が持てるような気がしてきます。
※写真をクリックすると拡大表示ノスタルジー込みかもしれないんだけど、今遊んでも意外に面白い、良いゲームでした。
ガンケシの流用ではあるんだけどちゃんと立体コマがついていたり、プラ製のかっこいいボードがついてたり、ビジュアル的な面でもなかなか光る物があります。
パーティジョイシリーズのレビュー、またやるかもしれません。
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