ダンジョンツイスター
- 2009/04/09
- 23:19
仁義なきダンジョン踏破バトルゲーム、「ダンジョンツイスター」のレビュー
2人用
60分弱
地下迷宮に潜った2つの冒険者チームが、迷宮の奥のボスを倒すのではなく、何故かチームで殺し合いをするというゲーム。
ダンジョンを舞台にした変わり種のチェス、って感じが近いかも。
潜る冒険者は、戦士、盗賊、魔術師、僧侶、壁抜け女、トロール、オーク、ゴブリンから成る8人パーティ。みんなそれぞれ戦闘力や移動力がバラバラで、特殊能力が設定されている。
自分のスタート地点が相手のゴールになっていて、このゴールにいち早く一定数の冒険者を脱出させるか、あるいは一定数の敵チームを倒した方の勝ちだ。
途中の盤面はダンジョンなので当然扉や壁や罠があり、これらの仕掛けを上手く使いながら冒険者達は互いに殺し合いをすることになる。
ダンジョンや冒険者、彼らをサポートするアイテムなど、いかにもTRPG風のガジェットを多用しているが、このゲームにはイベントカードやサイコロ戦闘といったランダム要素は殆ど無い。
キャラクターもアイテムも両者に平等に配られ、ゲーム開始前のキャラクターとアイテムの配置は全てプレイヤーの手で行われ、戦闘は、最初からみなに平等に配られている戦闘カードと参加する駒の戦闘力の合計で争われる。この、殆どの情報が公開されているシビアさが、チェスのような緊張感を生んでいる。
勝っても負けても、さんざん頭を働かせた後の「やりきったな」という達成感があって良い。
相手のミスを上手く突いたとき、こっちのミスを突かれたとき、誘いに乗って相手が罠にはまったときなど、自分の手番だけじゃなく相手の手番をドキドキしながら見守るのもかなり楽しい。
余裕があったら勝負の後に感想戦をしてみるのも楽しいのでお奨めだ。
3-4人用になる拡張セットも出ているんだけど、3-4人用はかなりカオスでまた別な面白さがある。十字に配置したダンジョンの中央で4つどもえの戦闘になったり、次の自分の手番までに他の敵が3回も手番を経るため、手番毎に局面がガラッと変わっていたり。
ダンジョンツイスターは翻訳元のホビージャパンのブログでも詳しく紹介されている。
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2人用
60分弱
地下迷宮に潜った2つの冒険者チームが、迷宮の奥のボスを倒すのではなく、何故かチームで殺し合いをするというゲーム。
ダンジョンを舞台にした変わり種のチェス、って感じが近いかも。
潜る冒険者は、戦士、盗賊、魔術師、僧侶、壁抜け女、トロール、オーク、ゴブリンから成る8人パーティ。みんなそれぞれ戦闘力や移動力がバラバラで、特殊能力が設定されている。
自分のスタート地点が相手のゴールになっていて、このゴールにいち早く一定数の冒険者を脱出させるか、あるいは一定数の敵チームを倒した方の勝ちだ。
途中の盤面はダンジョンなので当然扉や壁や罠があり、これらの仕掛けを上手く使いながら冒険者達は互いに殺し合いをすることになる。
ダンジョンや冒険者、彼らをサポートするアイテムなど、いかにもTRPG風のガジェットを多用しているが、このゲームにはイベントカードやサイコロ戦闘といったランダム要素は殆ど無い。
キャラクターもアイテムも両者に平等に配られ、ゲーム開始前のキャラクターとアイテムの配置は全てプレイヤーの手で行われ、戦闘は、最初からみなに平等に配られている戦闘カードと参加する駒の戦闘力の合計で争われる。この、殆どの情報が公開されているシビアさが、チェスのような緊張感を生んでいる。
勝っても負けても、さんざん頭を働かせた後の「やりきったな」という達成感があって良い。
相手のミスを上手く突いたとき、こっちのミスを突かれたとき、誘いに乗って相手が罠にはまったときなど、自分の手番だけじゃなく相手の手番をドキドキしながら見守るのもかなり楽しい。
余裕があったら勝負の後に感想戦をしてみるのも楽しいのでお奨めだ。
3-4人用になる拡張セットも出ているんだけど、3-4人用はかなりカオスでまた別な面白さがある。十字に配置したダンジョンの中央で4つどもえの戦闘になったり、次の自分の手番までに他の敵が3回も手番を経るため、手番毎に局面がガラッと変わっていたり。
ダンジョンツイスターは翻訳元のホビージャパンのブログでも詳しく紹介されている。
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