ドワーフが宝石を掘って仲間を増やしたりお社を建てたりするゲーム「
ザヴァンドールの鉱山」のレビュー。
プレイ人数 2~4人
2人プレイは正直微妙でした。3~4人推奨であります。
プレイ時間 90分ぐらい
ドワーフの王様を決めるためにみんなで勝利点を比べるゲームなんだけど、その勝負の内容が、ひたすら宝石を掘って宝石で建物を建てたり仲間を増やしたりするだけという、物凄く平和的な勝負です。
ファンタジー的なテーマだけど、モンスターと闘ったり魔法撃ち合ったりといったことが無いという、ちょっと珍しいゲーム。
プレイ時間は長めですが、ルールはわかりやすく遊びやすいです。
プレイ風景。個人ボード、カード置き場のボード、ゲーム進行度を表わすボードの3種類のボードを広げるため、結構場所を取ります。見た目はゴチャゴチャしてるけどわかりやすいゲームです。
※写真をクリックすると拡大表示1ターンにやることは非常にシンプル。
自分と仲間の種族が宝石を掘る→掘った宝石と手持ちの宝石で、カードと勝利点の競りをする→手元に残った宝石で自分やカードのレベルアップをする
基本はこの繰り返しです。
競りの方法もシンプルで、4種類の宝石を好きな数一斉に出し合って、それぞれの宝石毎に一番多く出していたプレイヤーが勝って、カードか勝利点を手に入れるというもの。
競りの通貨である宝石が4種類あって、競り落とせるカードも4種類毎回出てくるというのがこのゲームの一番面白いところ。毎回4つの品物を一気に競るから展開がダイナミックなんです。競りの通貨である宝石も毎ターンザクザク出てくるし。
個人ボードのアップ。6枚までカードを置ける。カードには、取れる宝石の数が増えるドワーフや、高い勝利点と便利な特殊効果を持つ彫像、使い捨てだけど一気に宝石が増える巻物なんかがある。
※写真をクリックすると拡大表示宝石は競りの他に、手に入れたカードのレベルアップにも使います。レベルアップが重要で、大概のカードはレベルアップすることで初めて効果がアクティブになり、最終段階までレベルアップさせれば勝利点にもなります。
宝石の2種類の使い道に悩むのも、このゲームの面白いところです。
自分の場に一度に出せるカードは最大6枚に制限されていて、この6枚をどんな構成にするかというのも悩みどころです。
ターン数に制限があり、ほぼ毎ターン1歩ずつ歩く王様が玉座の間に到達したらゲーム終了です。終了ターンが目に見えているのも、遊びやすさの一助になっています。
ゲーム進行度その他を表わすボード。凝っていてちょっとかわいい絵柄もこのゲームの大きな魅力。
※写真をクリックすると拡大表示難点もあります。宝石が出てくるトロッコのカードがあるんですが、このトロッコのカードがすぐ山札切れになるので、ゲーム中に何回も切り直すことになって、それがちょっとめんどくさいです。
でも欠点はそこぐらい。
競りゲームってわりと苦手なんだけど、このゲームの競りは好きです。競りの解決がスピーディ(何しろ1回出せば4つの競りが決まる)で、一気に大勝できそうなギャンブル性もあるのが良いです。
このゲームはオススメですよ。
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