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バチアタリ暴力人間
- 2010/09/08
- 23:45
DVDで観た、もうなんだかジャンルが全然分からない映画「バチアタリ暴力人間」のレビュー。監督は白石晃士。
ホラービデオ監督の白石コージ(演じるのは白石晃士本人)が、霊能者の除霊の様子を取材に行ったとき、除霊してもらいに来ていた「山本」と「笠井」という二人の男に出会う。この二人組がとんでもないやつで、除霊の最中に霊能者をボコボコに叩きのめして取材を台無しにし、しかもあろうことか白石に出演料を請求しに来る。
更に、ビデオがお蔵入りになってしまったと聞いて、「じゃあ俺らを取材しろ。すげえビデオにしてやるわ」と言い出し、暴力で白石を屈服させてしまう。バチアタリ暴力人間による、前代未聞の無茶苦茶なホラービデオ撮影が始まってしまった!
という話。
内容はドギツイ。ユーモアのセンスは真っ黒で、剥き出しの暴力もエロも不快極まりない。ただ、遺憾ながらというか残念ながらというか、この映画、斬新な上に面白い。そして不快な要素も確実にこの映画の面白さを構成しているのだ。
白石晃士は実際に低予算ホラービデオ(もっと規模の大きい劇場用映画もだけど)を多数撮っている監督で、こういうフェイクドキュメンタリー的なホラー物を数多く手がけている。
これは白石晃士がその経験を活かして撮った、セルフパロディというか、自己批判というか、あるいは業界への鬱屈や愛だとか、なんか色々な思いを詰め込んで爆発させて昇華させたような、そんな映画だ。二人組のキャラクターが強烈(しかも実際こんな奴いそうな感じが凄く嫌)だが、対する白石の演技もかなりキレていて面白い。
また、白石晃士はかつて「暴力人間」という自主映画を撮っていて、内容は映研の無茶苦茶な先輩2人組が映画撮影を私物化してメチャクチャにしていく過程を追ったフェイクドキュメント。この映画はそのリメイク的な意味もある。
ホラー物ですらなく、じゃあジャンルは何なのかと聞かれても困る。友達に薦めたり、カップルで見たりする類の映画では絶対ないと思うんだけど、それでもやっぱり面白い、酷い映画だ。
ホラービデオ監督の白石コージ(演じるのは白石晃士本人)が、霊能者の除霊の様子を取材に行ったとき、除霊してもらいに来ていた「山本」と「笠井」という二人の男に出会う。この二人組がとんでもないやつで、除霊の最中に霊能者をボコボコに叩きのめして取材を台無しにし、しかもあろうことか白石に出演料を請求しに来る。
更に、ビデオがお蔵入りになってしまったと聞いて、「じゃあ俺らを取材しろ。すげえビデオにしてやるわ」と言い出し、暴力で白石を屈服させてしまう。バチアタリ暴力人間による、前代未聞の無茶苦茶なホラービデオ撮影が始まってしまった!
という話。
内容はドギツイ。ユーモアのセンスは真っ黒で、剥き出しの暴力もエロも不快極まりない。ただ、遺憾ながらというか残念ながらというか、この映画、斬新な上に面白い。そして不快な要素も確実にこの映画の面白さを構成しているのだ。
白石晃士は実際に低予算ホラービデオ(もっと規模の大きい劇場用映画もだけど)を多数撮っている監督で、こういうフェイクドキュメンタリー的なホラー物を数多く手がけている。
これは白石晃士がその経験を活かして撮った、セルフパロディというか、自己批判というか、あるいは業界への鬱屈や愛だとか、なんか色々な思いを詰め込んで爆発させて昇華させたような、そんな映画だ。二人組のキャラクターが強烈(しかも実際こんな奴いそうな感じが凄く嫌)だが、対する白石の演技もかなりキレていて面白い。
また、白石晃士はかつて「暴力人間」という自主映画を撮っていて、内容は映研の無茶苦茶な先輩2人組が映画撮影を私物化してメチャクチャにしていく過程を追ったフェイクドキュメント。この映画はそのリメイク的な意味もある。
ホラー物ですらなく、じゃあジャンルは何なのかと聞かれても困る。友達に薦めたり、カップルで見たりする類の映画では絶対ないと思うんだけど、それでもやっぱり面白い、酷い映画だ。

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