アンダーカバー
- 2009/08/30
- 19:33
真夜中の街で、機密書類を求めてスパイたちがウロウロするボードゲーム「アンダーカバー」のレビュー。
プレイ時間 30分弱
プレイ人数 3~7人
スパイ達は12個ある家をグルグル動く。家にはそれぞれ0~10、それにー3得点の点数が付いている。あとは金庫が常にどこかの家にある。スパイの中の誰かが金庫に触ったときに、それぞれのスパイがいた場所がそれぞれの得点になる。
スパイたちがどうやって動くかというと、サイコロを振ってその分だけ進むのだが、この動かしかたがゲームのミソ。自分の駒だけではなく、どのスパイの駒を動かしても良いのである。なんでそんなことになっているかというと、プレイヤーは自分の駒を表わすカードを最初に配られるのだが、そのカードはゲームが終わるまで他のプレイヤーには非公開なのだ。
要するに、スパイたちの動きを見ながら、他のプレイヤーの駒の色を推理するゲームなのである。更に、推理しながら自分のスパイの色がバレないように偽装工作もしなければいけないから大変だ。相手の駒を割り出すためにマイナスや0点の場所を使ってカマをかけることは、同時に消去法で自分の駒を教えている事にもなるのだ。
だれか1人が42点とってしまえばゲームが終わる。この42点という得点配分が絶妙で、手番が1周するごとに情況は激変し、あっという間にゲームは終盤になっているので、周りにバレないように自分のスパイを上手いこと動かす事は勿論重要なのだが、多少正体がバレてでも点を取っていく大胆さも重要だ。
ヴァリアントルールとして、他のプレイヤーの色を推理して途中でメモに書き、最終的に当たってたら1人につき勝利点5点プラスというものがある。この手のゲームが好きそうな面子が集まったら、このルールを入れるとより面白くなるだろう。
単純なルールの短いゲームプレイの中に、色々な駆け引きの要素が詰まったゲーム。
金庫を求めて真夜中の街をグルグル回る駒達は、スパイというよりは犬がボールを奪い合っているようにも見えてちょっと可愛い。
アンダーカバーはもう絶版だが、基本的なルールはそのままにイベントカードなどが追加された「アンダーカバー2」として売られている。国内ではメビウスやすごろくや等で扱っている。
プレイ時間 30分弱
プレイ人数 3~7人
スパイ達は12個ある家をグルグル動く。家にはそれぞれ0~10、それにー3得点の点数が付いている。あとは金庫が常にどこかの家にある。スパイの中の誰かが金庫に触ったときに、それぞれのスパイがいた場所がそれぞれの得点になる。
スパイたちがどうやって動くかというと、サイコロを振ってその分だけ進むのだが、この動かしかたがゲームのミソ。自分の駒だけではなく、どのスパイの駒を動かしても良いのである。なんでそんなことになっているかというと、プレイヤーは自分の駒を表わすカードを最初に配られるのだが、そのカードはゲームが終わるまで他のプレイヤーには非公開なのだ。
要するに、スパイたちの動きを見ながら、他のプレイヤーの駒の色を推理するゲームなのである。更に、推理しながら自分のスパイの色がバレないように偽装工作もしなければいけないから大変だ。相手の駒を割り出すためにマイナスや0点の場所を使ってカマをかけることは、同時に消去法で自分の駒を教えている事にもなるのだ。
だれか1人が42点とってしまえばゲームが終わる。この42点という得点配分が絶妙で、手番が1周するごとに情況は激変し、あっという間にゲームは終盤になっているので、周りにバレないように自分のスパイを上手いこと動かす事は勿論重要なのだが、多少正体がバレてでも点を取っていく大胆さも重要だ。
ヴァリアントルールとして、他のプレイヤーの色を推理して途中でメモに書き、最終的に当たってたら1人につき勝利点5点プラスというものがある。この手のゲームが好きそうな面子が集まったら、このルールを入れるとより面白くなるだろう。
単純なルールの短いゲームプレイの中に、色々な駆け引きの要素が詰まったゲーム。
金庫を求めて真夜中の街をグルグル回る駒達は、スパイというよりは犬がボールを奪い合っているようにも見えてちょっと可愛い。
アンダーカバーはもう絶版だが、基本的なルールはそのままにイベントカードなどが追加された「アンダーカバー2」として売られている。国内ではメビウスやすごろくや等で扱っている。