地球原住生物アブダクションゲーム「マーシャンダイス」のレビュー
プレイ人数 2人以上なら大丈夫
プレイ時間 人数×5~10分ぐらい、の感じですかね
13個のダイスはデザインがかわいい。変なメガネをお洒落に着こなしてる系の学生さんのベッドサイドテーブルに置いてあっても違和感無さそうな絶妙なキャッチーさと洋物感があると思います。プレイヤーは地球の原住生物を研究する宇宙人です。研究のためにウシやニワトリやニンゲンなどのサンプルを集めるんだけど、生意気にも原始的な武器で原住生物は反撃してきます。そいつを軽く破壊光線で蹴散らしながら、一番たくさんサンプルを集めた宇宙人の勝ち。そんなゲームです。
ま、ダイスを振るわけですよ。しかも自分のターンに何回も。
目には3種類の生体サンプルの目、邪魔をしてくる戦車の目、戦車を蹴散らす破壊光線の目があります。
戦車の目が出たダイスは強制的にキープされます。それとは別に、振ったダイスのうち1種類を必ずキープしなければいけません。
生体サンプルの目は自分のターンに1種類につき1回だけキープできます。破壊光線の目は何回でもOK。
点数になるのは生体サンプルで、基本は1つ1点。でも3種類集めるとボーナス得点が入ります。
そんな感じ、というかこれがルールのほぼ全てです。
「ゾンビダイス」とはコンポーネントもそのキワモノ的な芸風も似ていて姉妹的な空気もあるんですが、ルールも似ていないし、プレイ感は結構違います。
戦車による妨害と3種セットのボーナス得点が効いていて、取るべきダイスや止め時の見極めが面白く、ただたくさん取れば点に繋がるってわけじゃないのがポイントです(そうした方が良い場面というのも勿論あるんだけど)。
ゾンビダイスと並べてみた。片方持ってるともう片方も持っていたくなるデザインだと思いませんか。とまあいろいろ褒めてみたものの、まあ僕みたいなアホがやるゲームですよ。「宇宙人が地球人をアブダクションして得点とるんだぜウヒャヒャヒャ」とかニヤニヤ笑いながらインストして。
あ、そういえばこの前これを一緒に遊んだT中さんに「アブダクションって何?」って素で聞かれてわりとショックでした。そうだよねUFOブームって昔の話だよね…
えー、アブダクションとはUFO業界用語では「宇宙人による地球人拉致」というような意味の言葉なのだよT中くん。知ってても別になんも良いことないし、使うチャンスもそうそう無い単語だけど。

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