摂政
- 2012/03/22
- 23:59
陰謀渦巻くエジンバラ城でライバル貴族たちを蹴落としたり出し抜いたりする陣取りゲーム「Regents」のレビュー。
和訳ルール付き英語版のタイトルはテンデイズゲームズとかバネストだと「摂政」、アークライトだと「スコットランドの守護者」、ジョイゲームズでは「摂政:王国の守護者」になってます。
プレイ人数 3~5人
プレイ時間 1時間半~2時間ぐらい
色々な人数で何回か遊んでみたんだけど、5人プレイが一番熱いんでオススメです。
プレイヤーは貴族で、ちょうど王様が死んじゃってちっちゃい子供が女王様になっちゃったスコットランドで、手下たちを使って国政の実権を色々握っちゃおうみたいな、そんな感じの設定です。
プレイボードはエジンバラ城。お城には武器庫や教会や穀物庫や玉座の間のマスがあって、それぞれが半抽象的に国力の軍事だったり信仰だったり食料だったり色々な側面を表わしているわけです(たぶん)。

渋くてかっこいいプレイボード。円形と正方形の木製コマがいっぱい付いてるのも“いかにも”って感じ。でもこれ系でここまでコンポーネントがかっこいいのって案外少ないんですよね。
※写真をクリックすると拡大表示
プレイヤーはそれぞれ手下コマを各部屋に動かして、自分の手下の人数が他のプレイヤーよりも多い部屋から影響力ポイント(これが勝利点になる)を貰えます。
ゲーム中で一番悩むのがこの「手下コマをどう動かすか」なんですよ。部屋は7部屋しかないし、手下コマも各プレイヤー4人ずつしかいないんだけど、もうすんげえ悩むの。なんでそんな悩むかって言うと、まんべんなく各部屋で点をとらないと点があがっていかないようになっていたり、隣接する部屋で連鎖するとボーナス得点があったり、でも手下は人数少ないし1アクションで1部屋分しか移動できないし……あーもうおまえらの手下コマホント邪魔だなちくしょう!みたな、ぐりぐり頭使う感じがすっげー楽しいわけです。
コマを動かすだけの地味なゲームかというとそうでもなくて、使い捨ての手下コマ代わりになる書記官とか、ちょっと便利に使える特殊能力カードとか、適度に派手な要素も用意されていて、上記の隣接部屋コンボが狙いやすくなっています。
しかし特殊能力カードがまたかなりの曲者。みんな1枚ずつだいたい同じカードを持ってるんだけど、そのカードがちょっとだけ被っていなくて、そのプレイヤーが持っていないカードによって「そのプレイヤーがどの家の貴族なのか」がわかるようになっているんです。
そう、このゲーム、「正体当て」の要素があるんですよ。正体がバレたプレイヤーはその時点で特殊能力カードを全部捨てなければならないし、正体を当てたプレイヤーにはボーナス点が入ります。
特殊カードで引っかき回しつつも、それに絡み合う要素として正体当てがあって、こいつが良い感じのゲームのスパイスになって、より悩ましいゲームになっています。(プレイ人数少ないほど正体当てが難しかったりはするんですが)
そしてその頭を使ってうんうん唸るプレイも、各プレイヤー6手番ずつ行ってしまえば終了します。このこれでもかと要素を編集してカリカリに削って1ゲームを短く納めようとするのが、今のゲームっぽい感じ。
1日中ゲームで遊ぶ時の初っ端とか終盤にやるのはキツいけど、昼間にメインディッシュに遊ぶならこんなやつ、っていう感じのゲームです。面白いですよー。
和訳ルール付き英語版のタイトルはテンデイズゲームズとかバネストだと「摂政」、アークライトだと「スコットランドの守護者」、ジョイゲームズでは「摂政:王国の守護者」になってます。
プレイ人数 3~5人
プレイ時間 1時間半~2時間ぐらい
色々な人数で何回か遊んでみたんだけど、5人プレイが一番熱いんでオススメです。
プレイヤーは貴族で、ちょうど王様が死んじゃってちっちゃい子供が女王様になっちゃったスコットランドで、手下たちを使って国政の実権を色々握っちゃおうみたいな、そんな感じの設定です。
プレイボードはエジンバラ城。お城には武器庫や教会や穀物庫や玉座の間のマスがあって、それぞれが半抽象的に国力の軍事だったり信仰だったり食料だったり色々な側面を表わしているわけです(たぶん)。

渋くてかっこいいプレイボード。円形と正方形の木製コマがいっぱい付いてるのも“いかにも”って感じ。でもこれ系でここまでコンポーネントがかっこいいのって案外少ないんですよね。
※写真をクリックすると拡大表示
プレイヤーはそれぞれ手下コマを各部屋に動かして、自分の手下の人数が他のプレイヤーよりも多い部屋から影響力ポイント(これが勝利点になる)を貰えます。
ゲーム中で一番悩むのがこの「手下コマをどう動かすか」なんですよ。部屋は7部屋しかないし、手下コマも各プレイヤー4人ずつしかいないんだけど、もうすんげえ悩むの。なんでそんな悩むかって言うと、まんべんなく各部屋で点をとらないと点があがっていかないようになっていたり、隣接する部屋で連鎖するとボーナス得点があったり、でも手下は人数少ないし1アクションで1部屋分しか移動できないし……あーもうおまえらの手下コマホント邪魔だなちくしょう!みたな、ぐりぐり頭使う感じがすっげー楽しいわけです。
コマを動かすだけの地味なゲームかというとそうでもなくて、使い捨ての手下コマ代わりになる書記官とか、ちょっと便利に使える特殊能力カードとか、適度に派手な要素も用意されていて、上記の隣接部屋コンボが狙いやすくなっています。
しかし特殊能力カードがまたかなりの曲者。みんな1枚ずつだいたい同じカードを持ってるんだけど、そのカードがちょっとだけ被っていなくて、そのプレイヤーが持っていないカードによって「そのプレイヤーがどの家の貴族なのか」がわかるようになっているんです。
そう、このゲーム、「正体当て」の要素があるんですよ。正体がバレたプレイヤーはその時点で特殊能力カードを全部捨てなければならないし、正体を当てたプレイヤーにはボーナス点が入ります。
特殊カードで引っかき回しつつも、それに絡み合う要素として正体当てがあって、こいつが良い感じのゲームのスパイスになって、より悩ましいゲームになっています。(プレイ人数少ないほど正体当てが難しかったりはするんですが)
そしてその頭を使ってうんうん唸るプレイも、各プレイヤー6手番ずつ行ってしまえば終了します。このこれでもかと要素を編集してカリカリに削って1ゲームを短く納めようとするのが、今のゲームっぽい感じ。
1日中ゲームで遊ぶ時の初っ端とか終盤にやるのはキツいけど、昼間にメインディッシュに遊ぶならこんなやつ、っていう感じのゲームです。面白いですよー。
